マラソンや長距離で目標タイムを設定する3つの方法と3つのメリット
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いざ大会の間近になって来たときや、マラソン大会の申込に入力項目があったりして「どのくらいで走れるだろう?」と悩んだり、「なんでこんな目標タイムを入力しなきゃいけないだろう」と思ったりしたことありませんか?
この記事では、マラソンや陸上長距離種目での目標タイムの設定方法とそのメリットについて解説していきます!
目標タイムを設定する方法
普段の練習内容から
普段の練習内容から、「このくらいなら走れるだろうな~」と予想する方法です。
ただ、大会当日の方がレース環境が良いため練習以上の走りができることが大半です。
レース環境とは、具体的に
- 給水が設置されている
- 一緒に走るライバルがいる
- 信号で止まらない(障害物が少ない)
- 応援してくれる人がいる
などです。
とは言え、練習以上の実力は出ないこともまた事実なので、大会の良い環境を過信せずにオーバペースにならないように走ることを心がけた方が望ましいと言えます。
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直近で参加した大会結果から
フルマラソンとなると、めったに本気で走る機会がありません。
そのため、練習からでさえも目標タイムを設定することは難しく感じるかと思います。
そんなときは、係数を使って、目標タイムを設定してみてはいかがでしょうか?
10kmやハーフマラソンの持ちタイムから予想タイムを算出するという方法です。
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ガーミン腕時計から
「普段から大会で走るほどの距離走ってないし、10kmやハーフマラソンも最近走ってないわ!」
実際良くあることだと思います。社会人ランナーなら、時間の制約があるのでなおのこと。
でも、安心してください。最近のテクノロジーで予想タイムを算出してくれる腕時計が販売されております。

このように予想タイムが表示されます。直近の練習内容と搭載されている心拍数を図る機能が使われ、順次この予想タイムは変動していきます。
質の高い練習をすれば、予想タイムがどんどん良くなっていきます。
逆に、練習をサボっていると予想タイムが悪くなっていきます。
モチベーション維持という観点でも、この予想タイム算出機能が付いたGARMINはおもしろい時計です。

目標タイムを設定するメリット
そのメリットは3つです。
スタミナ切れの予防
実力以上のペースで走るとレース後半にスタミナ切れを起こして、ガクンとベースが下がるうえにかなり辛いレースになります。
走る距離が長くなればなるほど、前半に実力以上のハイペースで走ることはかなりの致命的行為になります!
事前に目標タイムを設定して、序盤は余裕を持ったペースで走り始めて、後半に余裕があったらペースを上げるネガティブラップを刻むことでいい結果が出やすくなります!
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冷静にスタートができる
冷静に、一定のペースから走り出せるというメリットです。大会なるとテンションが上がったり、回りの人たちのペースに流されたりしがちです。(前半やたらスピードが早い選手って見かけますよね?)
そのため、特にレース前半はオーバーペースで入りがちです。目標タイムを設定しておけば、オーバーペースを防ぐことができます。
実力のスタートラインに着く
大会申し込み時に入力が求められる目標タイムは、走り出すスタート位置やグループ(記録会の組など)を決めるためにあります。
自分にあったスタート位置で走らないと、自分の実力を超えるスタート位置であれば、オーバーペースの恐れが。。。実力未満の位置では、良いタイムが出ない恐れがあります。そして、自分とは違うペースで走る人が周りにいるため、接触事故が発生する恐れも発生してしまいます。
記録会の場合は、申請タイムに応じたレベルのグループで走ることとなるので、レベルの高いところであれば、オーバーペース。低いところであれば競り合うライバルがいないため狙った記録がでない恐れがあります。
ただ、大会までに練習が詰める見込みがあったり、実力が前回の大会よりも大幅に備わっていることを実感している場合は、良いスタート良いグループで走れるよう予想タイム以上の目標タイムであえて申し込むという方法もあります。
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