
いよいよ世界陸上ロンドン2017が開幕します。
注目は何といっても今季限りで引退を表明しているウサイン・ボルト選手ですよね。
昨年のリオオリンピックでは3大会連続2冠を達成しており(後に北京オリンピック400mリレー金メダル剥奪)、誰もが認める陸上短距離界のレジェンドです。
そこで今回はウサイン・ボルト選手が出場予定の男子100mの日程・結果(随時、更新予定)やウサイン・ボルト選手について改めてご紹介します。
【世界陸上ロンドン2017】男子100mの日程
日程:2017年8月4日(金)~13日(日)
開催地:イギリス・ロンドン
会場:ロンドンスタジアム
【男子100m予選】8月4日 28時20分
【男子100m準決勝】8月5日 27時05分
【男子100m決勝】8月5日 29時45分
【世界陸上ロンドン2017】男子100mの結果
(風速 -0.8m)
1位 J.ガトリン 9.92
2位 C.コールマン 9.94
3位 U.ボルト 9.95
4位 Y.ブレイク 9.99
5位 A.シンビネ 10.01
6位 j.ビコ 10.08
7位 R.プリスコッド 10.17
8位 蘇 炳添 10.27
ウサイン・ボルトとは?
本名:ウサイン・セント・レオ・ボルト
愛称:ライトニング・ボルト
生年月日:1986年8月21日(30歳)
出身:ジャマイカ
【ベスト記録】
100m9秒58(2009年 世界記録)
200m19秒19(2009年 世界記録)
400mリレー36秒84(2012年 世界記録)
※2017年7月現在
オリンピックでの通算金メダルは8個、世界陸上では11個の金メダルを獲得しており、言わずと知れた人類史上最速のスプリンターです。
従来のトップスプリンターの常識を覆した長身のスプリンターとしても有名です。一般的に長身のスプリンターはスタートが苦手な選手が多く、100mでは不利とされています。
しかし、長身から繰り出される非常に大きなストライド(歩幅)を活かし、中間疾走で一気に群衆から抜け出すといったレース展開です。
ちなみに2016年のスポーツ選手長者番付では陸上選手トップの3250万ドル(約34億5000万円)で32位です。
ウサイン・ボルトは病気だった!?
数々の輝かしい成績を残してきたウサイン・ボルト選手ですが、実は病気だったというのはあまり知られていない事実です。
ウサイン・ボルト選手は脊椎側彎症という脊椎が側方に彎曲する病気であり、肩を大きく上下させるフォームはこの持病が要因とされています。
左右非対称の骨盤の動きにより、ハムストリングにかかる負担が大きく、筋断裂などの怪我に悩まされた過去があります。
ちなみに左右のストライドの差は20cmあります。
それではウサイン・ボルト選手はどのようにしてこの病気を克服し、レジェンドになれたのでしょうか?
ウサイン・ボルトが病気を克服した方法とは!?
ウサイン・ボルト選手はサッカードイツ代表のチームドクターを務める医師の下、徹底的な肉体改造に取り組み、3年計画による筋肉強化の末、病気を克服してオリンピック3連覇を成し遂げました。
輝かしい実績の裏には人知れない苦労と努力があります。
さいごに
いかがでしたか?
ウサイン・ボルト選手は今までの陸上界にはなかなか現れなかった、エンターテイナーでもあります。
サッカーや野球等のメジャースポーツが注目される中、どちらかというとマイナースポーツのイメージが強い陸上競技が注目される上では欠かせない存在となりました。
昨今、日本のスポーツ界では相次ぐ実業団チームの廃部により、現役引退を余儀なくされる選手も少なくありません。
アマチュアからプロに転向する選手も増えてきました。
ウサイン・ボルト選手の様に、選手一人一人が社会的な価値を生み出せるようになっていければ日本スポーツ界はもっと発展していくかもしれませんね。