トラリピ両建て

マネースクウェア・ジャパンが特許を持つFX注文方法「トラリピ」の両建て戦略についてまとめてみました。

ずばり、両建ての主なメリットは、証拠金必要額を増やさず通常の2倍の取引可能なこと。主なデメリットはマイナススワップが発生することです。

記事の中でその他のメリット、デメリットを含め説明します。

そして両建てに適した通貨や設定などの戦略についても考察してみました。

メリット

2倍の取引が可能

マネースクウェア・ジャパンは、「買い注文」と「売り注文」を同時に発注した場合、証拠金必要額は、「買い注文」と「売り注文」のいずれか高い方の金額が必要となります。

そのため、「買い注文」だけの証拠金で「売り注文」も発注できます。すなわち通常の証拠金必要額で2倍の注文を取引することができるようになります。

損益リスク軽減

買いトラリピの場合は、通貨が下落すると通常は評価損が発生するだけですが、売りトラリピを同時に注文しておくことで、利益を出していくことができます。

売りトラリピの場合は、通貨が上昇すると通常は評価損が発生するだけですが、買いりトラリピを同時に注文しておくことで、利益を出していくことができます。

そのため、買いトラリピだけ、または売りトラリピだけのときに比べて、取引全体の損益を軽減することができます。

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デメリット

マイナススワップ発生する

売りポジションによりマイナススワップが発生し、資金が日々減っていきます。

なお、マネースクウェア・ジャパンは、売りポジションのスワップが買いポジションのスワップより多く発生するようになっています。

売りと買いの差額は固定となっており、保有通貨を1万通貨とした場合、クロス円だと20円(南アフリカランドのみ10円)、ドルストレートは2ドルが発生します。

両建ての場合、売りポジションを必ず保有することになるので、このコストを負わなければいけないというデメリットがあります。

当初は利益より評価損が多く発生

想定してた方向とは逆に通貨の価格が変動しても、両建ての場合は、利益を出るとはいえ、必ず評価損の方が大きくなります。

例えば、価格が上昇した場合は、買いポジションは取得した価格から一定額上昇してところで決済されポジションがなくなりますが、売りポジションは決済されることなく保有されます。

さらに価格が上昇して買いポジションをまた取得しても一定額上昇してところでまた決済されポジションがなくなりますが、売りポジションはどんどん増え、評価損が大きくなってしまいます。

この状態は、価格が下落した場合も保有するポジションが逆になるだけで同じように評価損が大きくなっていきます。

両建てを開始してから、価格の上昇下落を何度か繰り返すことで、始めて評価損より利益が多く発生するようになります。

そのため、しばらくは評価損と向き合う覚悟(精神力)や投資資金が必要になるというデメリットがあります。

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トラリピ両建てでのおすすめ戦略は?

では、「トラリピ両建て」で取るべき戦略とは、どのような内容になるでしょうか。両建てデメリットの影響をなるべく受けないような通貨の選びなどが必要です。

通貨は?

低金利通貨ペアを選ぶようにしましょう。現時点でのおすすめはUSD/JPY、EUR/JPY、EUR/USDです。

売りスワップは必ず発生してしまいますが、影響額が少なくなります。また、取引高が上位3位を占めている世界経済において影響力が強い通貨の組み合わせなので、比較的価格の変動が安定しています。

トルコリラのように、史上最安値の更新を繰り返すようなリスクは低いと想定されます。

資金管理は?

上昇下落どちらに価格が変動するとしても、利益より評価損が拡大する特徴があるので、ロスカットは回避するように資金を管理しなければいけません。

両建てした直後に、直近15年における最高値や最安値になっても耐えれるポジション量を持つような注文をするようにしましょう。

両建て取引を開始するタイミングは?

通貨の直近15年の最高値と最安値の中間にあって、上昇するか下落するか方向感がわからないときに始めると良いでしょう。

その他のおすすめの設定は?

リーマンショックが発生する直前にFXを始めた著者がおすすめするのは、ロスカットのリスク軽減のため買いトリラピと売りトラリピともにトレール決済機能を有効にすることです。

リーマンショックが起こったときの価格の変動速度は恐ろしく、一方的、そして急激に動きます。

トレール決済を有効にしておくと、一方的に価格変動が起こったときには、ポジションを決済せず保有してくれますので、このリスクを低くすることができます。

このご時世いつ起こるか分からないテロも急激な通貨変動を起こすきっかけとなります(例:2001年アメリカ同時多発テロ)。

利益拡大という観点からもトレール機能の有効化をおすすめします。

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両建てをおすすめしない通貨や状況は?

マイナススワップの負荷が増える取引、相場の方向感がわかりやすいときは、両建てをしないほうが良いでしょう。

  • 高金利通貨が含まれた通貨ペアを売買したいとき
  • 通貨の価格が直近15年の最高値や最安値に近いとき

最後に

いかがでしたでしょうか? トラリピの両建てのメリット、デメリットを参考に、記事を見てくださっているあなたの取引内容のお役に立てれば、幸いです。 

地元企業へUターン転職するも年収4割減で見事に失敗!これを機に金融の勉強を始める。趣味はマラソン、サブ3ランナーです。

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