
大学卒業後、一部上場企業(ブラック企業)に就職した私はあまりの長時間労働と激務に追われ、入社三ヶ月で急性腸炎になり病院に運ばれました。
仕事自体は楽しかったのですが、低賃金・長時間労働・睡眠不足や体調不良に悩まされ、入社半年で退職を決意しました。
今回はそんな自身の体験談を踏まえ、退職後の悲惨な結末をご紹介します。
経済的な問題
仕事を辞めた人の大半がこの問題に直面すると思います。
私は特に貯金もせずに辞めてしまった為、アパートの家賃が払えない・光熱水費が払えない・食費が払えない・携帯代が払えない・バイクのローンが払えないという、まあ当たり前の問題にぶち当たりました。笑
東京で一人暮らしをしていた為、次の仕事を見つけるまでは実家に帰らざるを得ませんでした。
ネットワークビジネスの勧誘が増える
仕事を辞めて就職活動をしていると、様々なネットワークビジネスの勧誘に出くわします。
ネットワークビジネスで食っていけようになるにはそれなりの時間と労力が必要になってきます。
私の場合は先輩から仕事を紹介してあげると言われ、研修という名のセミナーに参加させられ、アップと呼ばれている人(いわゆるリーダー的存在)から預金通帳を見せられ、おいしい儲け話のように勧誘をされました。
ちなみにその会社は全く聞いたこともない会社で一台数十万もする自動湯沸かし器の販売を行っていました。
契約後は商品を購入しなければならなかったので危うく借金を背負うところでした。
もし始める場合は注意が必要です。
大手企業から相手にされなくなる
仕事を辞めてからしばらく無職を満喫するのもありだとは思いますが、大半の人はお金を稼がないと生活が出来ない為、遅かれ早かれ就職活動を始めると思います。
そこで私が直面したのは、前職を半年で辞めると大手企業の書類選考で落選する可能性が高くなるという事実でした。
勿論、大手に限らず中小企業でも半年で辞めた人材はいかなる理由があろうとあまり採用したがらないのが普通です。
中小企業は人手不足の会社も少なくない為、あまりにも倍率の高い企業でなければそこまで心配する必要はありません。
しかし、大手になってくると応募者数が増える為、書類選考で落とされるリスクが高まります。
経験上、少なくとも一年は頑張って続けておいた方が良さそうです。
社会的な信用がない
これは無職期間が長くなればなるほど当てはまる事ですが、やはり無職というと社会的な信用がありません。
銀行でお金を借りられないのは勿論の事、クレジットカードや証券口座の開設までもが制限されます。
書類を書く際にも無職欄にチェックを入れるのは少し気が引けました。
履歴書にも空白の期間が増えてしまうので、書類選考にも影響が出てきてしまいます。
辞めるなら次の目星を付けてからの方が良いです。
暇な時間が増える
「空白の期間=何もしていない」というわけではありませんが、仕事を辞めると暇な時間が増えます。
勿論、四六時中就職活動をしていれば話は別ですが、人間暇になるとよからぬことを考え出すので注意が必要です。
特に書類選考や面接で落選が続くと精神的にもきつくなり、ネガティブ思考になり就職活動がはかどらず、負のスパイラルに陥りやすくなるので適度な運動は心掛けた方が良いです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
仕事を辞めるのにも様々な理由があると思います。しかし、その場の感情で仕事を辞めてしまうと後になって大きなツケを払うことになりかねません。
たとえ会社を辞めた理由がネガティブなものであっても、考え方次第ではポジティブな理由になります。
私が就職活動中に面接官から会社を辞めた理由について尋ねられた際に、『(長時間労働について)プライベートの充実は仕事に良い影響を及ぼし、そういう働き方の出来る会社に勤めたい』とポジティブな理由を伝えたところ、社長と同じ考え方と評価され、内定を獲得することが出来ました。
仕事を辞めたいと思っている方は是非、今回の記事を参考にしてみて下さい。