
近年、仕事や日常生活におけるロジカルシンキングという考え方が注目されています。
でもそもそもロジカルシンキングって何?という人も多いと思います。
そこで今回は、私のおすすめする著書『マンガでわかる!マッキンゼー式ロジカルシンキング』を元にロジカルシンキングをわかりやすく解説していきたいと思います。
ロジカルシンキングとは?
ロジカルシンキングとは一体どういう意味なのでしょうか?
日本では一般的に論理的思考という言い方で使われたりしています。
でも論理的思考と聞くとなんだか余計に難しく感じてしまいますよね。
しかし、日本における論理的思考という使われ方と本来のロジカルシンキングとでは若干使われ方が違うようです。
本の中でマッキンゼーのコンサルタントだった著者はロジカルシンキングとは「きちんと深掘りし、よい案を出すこと」と紹介しています。
このように考えるととてもシンプルで分かりやすいです。
著者曰く、ロジカルシンキングとは日常生活において皆んなが当たり前の様に使っているそうです。
例えば、「今日は雨が降りそうだから傘を持って行こう」という思考も立派なロジカルシンキングだそうです。
マッキンゼー式『A4メモ書き』とは?
ロジカルシンキングを手軽に身に付ける方法の一つとして本の中でおすすめしているテクニックに『A4メモ書き』があります。
私も実際に試してみたのですがとても簡単でした。
方法としてはA4用紙を横置きにして右上に日付、中央にタイトルをつけます。
例えば、『どうしてダイエットが長続きしないのか?』がタイトルだとします。
次にタイトルの下にその理由を1分以内で4〜6行(各20〜30文字程度)思いつくままひたすら書いていきます。
例えば『仕事から帰ってきてからのランニングが面倒くさい』、『ついつい誘惑に負けて甘いものを食べてしまう』などが挙げられます。
次に『何故、ランニングが面倒くさいのか?』というタイトルについて考えます。
すると『近所に走れる場所がなく、家から距離がある運動公園まで通わなければいけない』といった根本的な具体的理由にたどり着きます。
そして最終的に『次回、引っ越す際には運動公園の近くにしよう!』といったダイエットの課題解決につながるのです。
ここで重要なのは、とにかくひたすら短時間でアウトプットする事です。この事を本の中では『ゼロ秒思考』と紹介しています。そうする事で思考力を高める事が出来、頭の回転もどんどん速くなっていきます。
フレームワークとは?
ロジカルシンキングを学ぶ上で欠かせないスキルにフレームワークがあります。
フレームワークとは物事を考える上での枠組みの事です。
フレームワークには幾つか種類があるのですが、今回は代表的なフレームワークのひとつ『3C』を紹介します。
3C
- お客様・市場(customer)
- 競合(competitor)
- 自社(company)
3Cとは上記の3種類の頭文字Cから取っています。
この3Cを分析し、自社の強みと弱みを把握して戦略を練る事が重要です。
この3Cをメモ書きしてみると頭の中が整理され、論理的な戦略が立てやすくなります。
フレームワークには他にもマトリックスやFAWなど目的に応じて様々なものがあります。
最後に
いかがでしたでしょうか?
この様なテクニックを使って紙に書き出しているうちに自然とロジカルシンキングは身に付いていきます。
何か仕事や日常生活で課題にぶつかった時もゼロ秒思考でどんどんアイデアが浮かんでくる様になります。
とても簡単なのでぜひ一度、試してみて下さい。