
青年海外協力隊に応募するに当たり、ネックになるのが語学力ですよね。
実は私も学生時代から英語が大の苦手であり、語学力に対する懸念から青年海外協力隊への応募をためらっていました。
そこで今回は、なぜ英語が苦手な私が青年海外協力隊の試験に合格して海外で活動することが出来たのか?その理由と実態を体験談を踏まえて紹介します。
結論から言うと英語ができない人でも条件次第で合格します。
英検3級かTOEIC330点が最低ライン
青年海外協力隊の一次試験(書類選考)では語学力審査があります。
ここで最低限必要となる語学力は英語の場合、中学卒業程度と記載されています。
具体的には以下に設定されています。
- 英語検定3級
- TOEIC330点
というわけで英語検定3級かTOEIC330点以上の語学力を証明出来れば応募可能なのです。(以前は過去10年以内に取得した資格のみ有効とされていましたが、現在は撤廃されたようです)
では応募当時の私の語学力はどうだったかというと・・・
保持していた資格は英語検定3級のみでした。(ギリギリセーフ。笑)
ちなみに私は英語検定の証明書を紛失していた為、再申請して応募しました。
もし紛失してしまった場合は早めに再申請しておきましょう。
語学力の重要性は意外と低い?
ここで英語ができない人に朗報があります。それは、英語圏を希望しない限り、語学力はあまり重要視されないということです。
青年海外協力隊は世界各国の開発途上国に派遣されます。南米などのスペイン語圏やアフリカなどのフランス語圏などに派遣される人が多く、訓練所で一から語学を学ぶこととなります。
その為、私の様に英語が苦手な人でも英語を使って活動するとは限りません。
他言語に対する懸念がある人もいると思いますが、その為の語学訓練なのでそこまで心配する必要は無いと思います。
正直な話、言葉は現地に行けば嫌でも覚えます。私も現地に行くまでは不安でしたが、現地で一ヵ月も生活したら日常会話程度ならすぐに話せるようになりました。(ちなみに私はスペイン語圏に派遣されました)
重要なのは技術力
現地に派遣されて感じたことは語学力よりも技術力やコミュニケーション能力の重要性でした。
私の場合はスポーツ隊員として派遣された為、身振り手振りで伝えることが出来ました。
そういう意味ではスポーツ隊員として派遣されて良かったと感じます。
最後に
最初のうちは話せなくても現地に派遣されてから徐々に語学力は上達します。
しかし、大多数の隊員が後悔する事の一つに語学力に関する悩みがあるのも事実です。
訓練所での語学訓練をもっとしっかりやっておけばよかったなどと現地に行って後悔しても遅いです。
青年海外協力隊に合格した直後から語学の勉強を始めるのが良いと思います。