学生時代に取り組むこと。代表的なのはやっぱり勉強ですが、部活動も学生のうちに取り組む代表的なもののひとつではないでしょうか?
楽しいことばかりではなく、ツラいことも多いと思います。
練習がキツかったり、大会で結果が出なかったり、顧問の先生や先輩との人間関係がうまくいかなかったり、勉強との両立が大変だったり。
そんな悩みを抱えている学生やこれから部活に入ろうと考えている学生向けに、社会人生活10年以上のいい大人の著者が、部活動をやっててよかったなと思うことをまとめてみました。
このページの目次
進学・就職活動でプラスになる!
進学するときに、内申点として加点されたり、スポーツ推薦枠で進学できることもあります。
学生の方々でも、こういうメリットがあると知っている人は多いと思います。
あと、まだイメージしにくいかもしれませんが、就活するときでも学生時代に頑張ったもののひとつとしてアピールすることができます。
社員を採用する企業の立場としては、学生時代に何か頑張ってやり通したものを持っている人を採用したいと考えています。
その理由は、社会人になると、仕事はもちろんのことプライベートにおいてもさまざまな課題や試練が起こります。そんな試練にぶつかったときに、頑張り抜く力が必要になります。この力が備わっている学生を企業側は見定め、採用したいのです。
高い学歴も良い大学に入るために一生懸命頑張って勉強したという実績として解釈されています。それと同じように部活動の実績も一生懸命頑張ったものとして解釈されます。
著者も当時の人事に関わった人から部活動の内容を評価して採用を決めていただいたというお話しを伺いました。
部活動において、どのような結果を出すために、どのような努力をしたか。課題が見つかったときにどのように対処したかを具体的に話せるように日頃から意識して部活動に取り組んでおくと良いでしょう。
ただ、有名な大会に出場したとか、入賞したとか、そういうわかりやすい結果や成績を残していないと、その部活の内容を知らない評価者(面接官、人事担当など)の場合、なかなか評価されにくいことがあります。
そういう意味では、偏差値という数字で学校を単純に比べるのと同じような厳しさがあります。
部活仲間との交流がずっと続く!
かれこれ社会人になってから10年以上経ちますが、当時の部活の仲間との交流が続いてます。
OB会とか、そういう集まりがあることも交流が続く要因として影響しているかもしれませんが、OB会に参加していない当時の仲間と久しぶりに会っても、気まずい空気になることもなく、当時の部活動の思い出話しを交えながら和気あいあいと話せることが多いです。
クラスメイトと比べても仲がいい人が多いです。部活動よりも長い時間同じ部屋で一緒の勉強をしていたにも関わらずです。
やはり、ひとつの目標に向かって同じツラい思いをしてきたチームワークがそうさせるのかもしれません。
これからも、仲良くしていきたい大切な友人として接していきたいと心から感じることが多く、また仲良くしてくれるこの絆に感謝の気持ちでいっぱいです。
大人になって趣味として再開すると楽しい!
経験者なので、社会人になってからその趣味を始めた人と比べると優位なことが多いです。
著者も、陸上競技の長距離種目の経験者で約7年のブランクがありましたが、市民ランナー向けのマラソン大会に出場すると平均以上の成績を残すことができます。
単純に優越感に浸れるというメリットもありますが、趣味として再開する最大のメリットは、社会人になると会社以外の人との出会いが極めて少なくなるので、同じ趣味の人達と知り合ったり、その人達から「すごいなぁ。やっぱ経験者は違うなぁ」と言われたりして、仲良くなりやすかったりします。
さらに、社会人になると体を動かす機会ないので、身体を動かす趣味は健康作りに最適です(スポーツ系の部活経験者に限りますが)。
ただ、現役だったころを思い出して、やり始めると自分の身体の鈍り具合にショックを受けがちなので、そこは「まぁ、仕方ないかぁ。歳だし・・・。」という割り切りが必要です(笑)
メリットいろいろあるけどやる気がないなら部活辞めてもいいと思う!
メリットとしては、以上の3つがありました。
とは言え、「そんなメリットがあっても、部活辞めたいなぁ。やる気出ないしなぁ」って思う人がいるでしょう。
どう考えても頑張る理由が見つからない。目的意識がない。頑張ることができない。楽しめない。そんな状態であるならば、辞めてしまった方が良いと思います。
厳しいことを言うと、ここで掲げた3つのメリットは部活動で頑張った人だけに与えられるメリットです。
部活だけに入って、いいかげんに時間を過ごしているだけなら、短い学生という時間が非常にもったいないだけです。
著者も中学と高校時代の部活は本気で取り組んだことで3つのメリットを実感していますが、大学時代は本気になり切れず、途中で諦めて不完全燃焼で終わってしまったがために、当時のメンバーのうち疎遠になっている人が多かったりとメリットが少ないように感じます。
そればかりでなく、「なんで当時もっと頑張れなかったのか?」「あんなふうに過ごすなら別のことに時間を使っていればよかったかも?」という後悔をすることがあるぐらいです。
部活に入ろうか悩んでる人は、その部活に入って何をしたいのか、何を達成したいのか。
部活を辞めようと悩んでる人は、その部活に入って何をしようとしていたのか。ぜひ初心を思い出してみてくださいね。
リスク少なく何事にも頑張れる学生時代は、二度と戻ってきません!
最後に
著者も、部活ではツラい思いをたくさんしてきました。
練習ができなくて合宿所から帰されたり、もう部活を辞めろと言われたり、いじめまがいなことをされたり。
でも、諦めずに本気でやり続けた結果、大学はスポーツ推薦である程度有名どころに入学させていただけたし、会社にも部活動を評価せれ採用していただけました。
後悔しているのは、大学時代に途中で諦めたこと。箱根駅伝がある正月はいつも微妙な気持ちで迎えてます。「いつまでこの気持ちが続くのかなぁ?一生かなぁ?」って具合です。
スラムダンクの安西先生の「あきらめたら、そこで試合終了ですよ・・・?」は全くその通りだと実感しています。
大げさかもしれませんが、たかだか数年の頑張りが、その後の人生を大きく左右します。
ぜひ、後悔しないように!頑張っていきましょう!

地元企業へUターン転職するも年収4割減で見事に失敗!これを機に金融の勉強を始める。趣味はマラソン、サブ3ランナーです。