
昨今のグローバル化の影響から、「将来は海外で働きたい!」という人も増えてきていると思います。しかし、そんな時にネックになるのが語学力ですよね。
私は昨年まで南米で大学講師として現地の学生達に体育を指導していました。勿論、日本語は通じないので授業は全てスペイン語で実施していました。
ちなみに私は中学・高校・大学と7年間、英語を勉強したにも関わらず、ほとんど話すことが出来ません。勉強に対しても苦手意識があり、英語は中学で挫折しました(笑)
そんな私が、たった3ヶ月でスペイン語の日常会話を話せるようになり、現地の同僚とコミュニケーションを取りながら仕事が出来るようになったカリスマ講師直伝の勉強法をご紹介致します。
辞書は使わない
私は語学学校に3ヶ月通いました。その間、辞書は使いませんでした。その代わり、最初の一週間は教室内や身近にある物の写真や絵カードを使い、ひたすら単語のインプットとアウトプットを繰り返し、頭の中に単語やボキャブラリーを増やしていきました。
日記を書く
語学学校の授業初日から毎日欠かさず日記を書きました。ここで重要なのは辞書を使わずに覚えた単語を使って日記を書くということです。自己紹介などの簡単な文2~3行程度からスタートし、一日一文ずつ付け足していきました。
日記を発表する
日記を書いたら翌日、必ず声に出して発表しました。知っているとやれるが違うように、語学もインプット(覚える)してから必ずアウトプット(書く・話す)することを心掛けました。いわゆる知行一致です。
主語を覚える
スペイン語は英語と同様に一人称・二人称・三人称があります。この主語は暗記が必要不可欠です。
単 数 | 複 数 | |
一人称 | 私(yo) | 私たち(nosotros/nosotras) |
二人称 | 君(tú)・あなた(usted) | 君たち(vosotros/vosotras)・あなたたち(ustedes) |
三人称 | 彼(él )・彼女(ella) | 彼ら(ellos)・彼女ら(ellas) |
動詞の活用を覚える
スペイン語は英語と違い、多数の動詞の活用があります。例えば走る(correr)という動詞の場合、主語に応じて6種類の現在形活用があります。
私(yo)→ corro
君(tú)→ corres
あなた(usted)→ corre
私たち(nosotros/nosotras)→ corremos
君たち(vosotros/vosotras)→ corréis
あなたたち(ustedes)→ corren
※例えば「私たちは走る」の場合、「Nosotros corremos」となります。
動詞の活用は規則性があるものと不規則なものがあり、規則性のあるものは赤字の様に語尾を変えて当てはめていけば良いのですが、不規則なものに関しては暗記が必要不可欠です。
時制・場所を覚える
時制・場所に関する単語を覚えます。時制に関しては過去や未来によって動詞の活用が変わるので注意が必要です。場所に関しては会社や学校など、自分のライフスタイルに関連したものから覚えていくと覚えやすいと思います。
最後に
今回はスペイン語の基本的な勉強法をざっくりとご紹介しましたが、私が語学学校の講師から常日頃言われていたことは、いかに自分の頭で考えるかということでした。
最近は電子辞書や自動翻訳など便利なものやサービスが増えてきました。しかし、それはあくまで補助的なものであり、勉強の成果を最大限に活かすには自分の頭で考え、インプットとアウトプットを繰り返すことが重要です。